

40年代、50年代のフレームフランスは「置き丁番」というパーツが使われてます。
どういったものかというのはここでは省きますが現在では作られていないものとなります。
今回ご依頼いただいた修理はこのパーツが破損してしまったというものです。



パーツが折れてしまっておりますね。
こちらは同業種様からのご依頼なのですが、このフレームは今では非常に希少なフレームです。
価値がわかる分、なんとかしたいのですがここで問題がいくつかあります。
3.に関しては規格も現在のものではないので色々とハードルが高いです。
当店だけではどうにもならないので、昔からお世話になっている鋳造作家さんにご相談。
お互いの知識をすり合わせ、幾度となく打ち合わせを重ねてやっと当時とほぼ変わらないクオリティで再現できました。

ネジ、ピンすべてワンオフで作成してもらいました。


左右で見比べてもほぼ同じですね。厚みに少し違いがありますが元々(左側)の丁番は摩耗があるからです。そのため、もしかしたら右は何かしらの衝撃で折れてしまったのかもしれません。


今回は鋳造作家さんのお力添えのもと、非常にきれいに修理できました。当時のパーツの金属の配合など自身にとってもいろいろ勉強になりました。このデータを使って今後はヴィンテージの丁番に関しての修理も対応することができそうです。
当店では眼鏡に関するあらゆる困りごとの相談を承っております。特にヴィンテージに関しては知識と技術、そしてこだわりを持ってご対応させていただきます。何か困りごとがございましたらぜひご相談ください。ご遠方の方やお店様でも承ります。
