2024.08.19

Pad custom

メガネのずり下がりの一番の原因ともいえる鼻パッド。
ヴィンテージや海外ブランドフレームのパッドは日本人の鼻筋には低く、まつ毛があたる、眼鏡が下がるといった悩みの元となります。またずり下がりをテンプルで無理に押さえつけることで耳裏の痛みに繋がります。合わないパッドを掛ける方の鼻筋にしっかり合わせる加工をすることでストレスなく眼鏡を掛けることができます。

加工について改めて説明すると、主に鼻盛とクリングスの二つの加工を当店では行っております。
鼻盛はパッドを削り同じ素材で高いものに付け替えるもの、クリングスは金属の足つきのパッドに仕様変更するものです。

どちらを選択するかはお客様がお決めできますが、フレームのデザインやお客様の鼻筋にあった加工をこちらからもご提案いたします。

パッドのカスタムは他店舗でも行っておりますが、施工する店舗で出来栄えは色々あります。

そこで今回は「出来栄えの違い」についてのお話しです。

ご依頼の内容は”他店舗で鼻盛して掛け心地はいいが、ちょっと見た目が…”というご依頼。

ヴィンテージの細いクラウンパントです。
枠が細いのに対し鼻パッドは厚みのあるものとなっており存在感があります。

お客様が女性ということもあり、高さと鼻幅を狭くする目的でこのパッドを他店では選択されたと考えられます。

掛け心地という点では問題ないと思いますが、枠が細いデザインというのがこのフレーム最大の魅力、そこは活かしながら掛け心地を担保するため、当店では鼻盛ではなくクリングスをご提案いたしました。

すっきりしましたね。

足つきのためクラシックさはなくなったと思われるかもしれませんが、加工前のパッドもクリアのパッドがついており、すでにクラシカルさはないです。クラシカルさを求めるならフレームと同色のパッドで鼻盛する加工をおすすめいたしますが、お客様の鼻筋やまつ毛の長さ、フレームのデザインを総合して今回はクリングスでの加工をご提案いたしました。

当店では掛け心地は最優先ですが、フレームデザインとのバランスも重要と考えております。そのためパッドのカラーもフレームに合わせて特注でオーダーしております。ヴィンテージフレームなどはフレームカラーと同色のパッドがついておりますのでデザインを損なうことなく鼻盛することでができます。またクリングスにおいても簡易的な貼り付け式ではなく埋め込み式という既製品と変わらないクオリティのもので行っております。

このようにパッドカスタムを依頼する店舗によって加工方法や技術、拘りや知識と様々な要素に違いあるので出来栄えもまた違います。

もし当店の加工にご興味ございましたら是非ご相談ください。
郵送でも承ります。

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